オンラインカジノ “人間操作”の正体初回放送日:2025年4月20日 https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/NZNL4548GG/2025.5.15 |
■ 感想の要約この番組を通じて、オンラインカジノは単なる運まかせのギャンブルではなく、プレイヤーの行動を綿密に観察・操作する仕組みを持っていることが明らかになった。 また、番組を見ながら自然と、「他の類似サービスと何が違うのか?」という問いが浮かび上がった。 ■ 比較と考察:他の“似た仕組み”との違い
■ 視点の広がり:日常に潜む「ハッピーピル」今回の番組で紹介された「ハッピーピル」(ご褒美による操作)は、金銭やギャンブルに限った話ではなく、日常の中にも広く存在する。 ■ 総括オンラインカジノは「勝てるかどうか」の勝負ではなく、「いかにやめさせないか」に特化したシステムで成り立っている。 |
■ 番組内で登場した青年についての考察と疑問概要:番組内で取り上げられた青年は、親と連絡を絶ち、アパートに引きこもりながらオンラインカジノを続けていた。 疑問:この失踪には、いくつかの可能性が考えられるが、動機がはっきりしない。
いずれにしても、本人の中で何かが限界を迎えたことは確かだが、その内面の動きが見えづらい。 疑問の背景にある論点:
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心に残った言葉:「また会いたいですね」回復施設で一緒に暮らした男性が、失踪した青年について語った言葉―― この言葉は、「生きていれば、また会えるかもしれない」という願いと祈りが込められているようだった。 この一言が示すもの:
この言葉をもって、青年の物語は「終わった」のではなく、今もどこかで続いているのかもしれない。 |
エスカレーターはなぜ左を歩くか 2025.5.15 |
■ 状況説明(運用側・メーカー側・ユーザー側の視点を統合)日本の多くの地域では、「エスカレーターでは左側に立ち、右側を急ぐ人のために空ける」という慣習が定着している。(左or右は地域による) また、いくつかの自治体ではこの方針を条例化しており、例えば埼玉県では2021年に「エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例」が施行され、エスカレーター上での歩行が禁止事項として明文化されている。 一方、利用者側には現実的な事情がある。 このような経験を踏まえ、トラブルを避けるために最初から右側に立つという選択をする人もいる。 また、エスカレーターメーカーは「片側利用は設計上想定していない」とは述べるが、「片側に乗ったからといって壊れる」と明言しているわけではない。 |
■ 考察
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■ 結論エスカレーターの利用ルールに関しては、運用側・製造側・行政が掲げる「安全第一」の理念と、現実の利用者が直面する理不尽な力関係やトラブル回避の必要性の間に、大きなギャップが存在している。 特に、「歩くな」「左に立て」というルールがある一方で、それを守った利用者が後ろからの圧力や危険行為にさらされる現実があることを無視して、単に啓発だけを行うのは不十分である。 また、メーカーが「壊れます」とも「壊れません」とも言わないのは、技術的な話ではなく、法的責任を負わないための表現戦略である。 この問題の本質は、「安全性の確保」だけでなく、 |
駅で通勤時間帯、人はなぜ四列に並ばないのか 2025.5.15 |
■現象の観察と状況説明
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■考察:なぜ4列にさせようとするのか?●利用者側だけで考えると、4列は不利
→ だから自発的に4列に並ぶメリットがない。 |
●それでも運用側が4列を求める理由は何か?1. 混雑緩和と通路確保
2. 秩序ある乗車と列の可視化
3. 駅員の介入コスト削減
4. 事故時の責任回避・リスク管理
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■結論
したがって、「4列に並ぶこと自体が便利かどうか」ではなく、 |
ケーキの切れない非行少年たち |
実際の実験 5歳児に試してみた。とても興味深い結果となった。 ![]() ![]() 左が非行少年たちが書いたケーキ三等分の図。右は5歳女児の書いた図。 女児には「パパとママとあなたでケーキを3つに分けて。同じ大きさだよ。自分だけ多くしたらダメだよ」と言って書かせた。 結果、4等分となってしまったが、余った1つは友達にあげるのだそうだ。 ![]() 上は自分が書いた絵、右は5歳女児の書いた図。 本の下部は不良少年が書いた絵。 考察 実験結果から、非行少年の図を写す能力は、5歳と同じくらいのように見える。似ている。 この書き写しがある程度できるようになる過程は、自然に覚えるか、自然に覚えるよう誘導するか、教えるか、が考えられると思う。 5歳の場合、紙に絵をかくことが割と好きだし、外で遊ぶことも自由に行っている。割と活発な子だ。 非行少年は、非行を行うまでの15年間ぐらいで、これくらいの能力しか育たなかったという事になる。 それは育つ場面が無かったし、与えられなかった、教えられもしなかったのだと推測する。 どうして、そうなったか。責任は全部親だと思う。 これを書き写すためには、見る力が必要なのだとこの本の筆者は言う。 見たものを正確に認識する能力だという。 これは、紙に線を書く能力に限ったことを言っているのではなく、物事を正確に認識する力という意味なのだ。 だから、これができないということは、いろいろ世の中のことを、歪ませて間違って認識することになると。 簡単に言えば、そういう間違った認識が非行に結びつくようなのだ。 非行は、物事を間違って捉えて、それにより怒り、非行におよぶ。 あとがき 少年院に入った子たちは、まずドリルをやらされるのだという。不足している能力を鍛えるためのドリルだ。 鍛えれば成長していくようなのだ。不足している能力を成長させて、少年院から出るのが目標。 ということはこうなった理由の原因である能力不足は、 能力不足となった理由は、教えていなかった、教える場面が無かった、そういう事に間違いないと思う。 そして、いろいろな能力が足りないまま成長していき、小学校高学年くらいから悪いことをしだしていく。 経験上、悪いことをする子供の親は、そういう親であることが多い。 2020.4.27 |
乳児虐待 非行少年は感情を抑えるのが苦手で、特に怒りを抑えるのが苦手なのだそうだ。感情のコントロールが上手でないということ。 また、想像力が足りないゆえに、怒りがすぐに湧いてきてしまう。 怒りによって引き起こされる二次災害はたくさんある。 「犯罪を犯して施設に送り込まれた子の半数が、虐待を受けている」 こんなことが本に書かれていた。 とても興味深いし、重要なことだな。半分もいるのか、ということ。 必要なしつけや、教育をされなかった場合、 上の図が上手に写せなかったり、怒りを抑えるのが苦手になるのだと推測できる。 虐待をしていた家庭で、その教育やしつけが、できていると思えない。 ここで自分が見た乳児2人を見て感じたことがある。 乳児はいつでも泣いている。理由もわからず泣く。泣き声というものは、怒りが湧いてくるのだ。 怒りが湧いてくる、という生理的現象?は否定できない。というのは、逆に一生うるさい状態で平常心が一生続く人間がいるのか?と。 でも、自分は怒りが湧いてきても乳児を虐待はしなかった。 しかし、感情を抑えるのが苦手な人間が、親になり、子を育てることになったらどうなるか。 最近思っている。この感情は一歩間違えれば虐待につながる可能性は十分にあるな、と。 2020.4.27 |